なんとなく

ソツセイテンがおわり、浮き足だった気分で考えていることを整理しようと頭の中がぐるぐるだ。
友人に「普遍的な良さがある」といわれ、うれしかった。わたしはものすごいアーティストになりたいわけでも、ものすごいかっこいいデザイナーになりたいわけでもなく、サザエさんやちびまるこのような、ほんとに身近なことを誰が見てもフフフとなれるような表現で相手に伝えたいんだということがわかってきたから。日常とか、生活とか、漠然とした言葉では自分の中にあったものの、なんとなくもう1歩言葉にならなかったものが徐々にぼんやりした像を造りつつある。サザエさんがすごいところは、あの4コマの中でその時の社会情勢や時代がわかること。ちびまるこがすごいのは、家族、友だち、近所のおじさんというようなまたくローカルな世界で「あるある!」的なおもしろさを表現しているところ。身近なものを発見して伝えていきたい。それがこれからの課題。(長い!)